鳥取県議会議員広谷なおきの公式ホームページ。「なおちゃんのほっと通信WEB版」を配信。県政と住民との声の往復【広谷なおきの情報ひろば】

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鳥取県議会での一般質問

平成30年11月定例会

壇上

【平成30年11月議会での一般質問】過去8年間のほぼ全ての議会で精力的に代表質問・一般質問を行ってきた。平成29年度からは関西広域連合議会の議員もつとめる。

海岸浸食対策について

広谷議員質問 海岸浸食は住民の大きな関心事で、恒久的な対策は切実な願いだ。県は平成17年に全国的に先駆けて「鳥取沿岸の総合的な土砂管理ガイドライン」を策定し、砂浜の土砂管理を実施してきたが、現在の海岸線の浸食・堆砂はどうか、また海岸線の保全対策は計悪通りに進んでいるのか?

平井知事答弁 海岸浸食自体はおさまることはなく、日本海側の一つの宿命とも思うが、最近に限れば全体として現状維持か回復傾向にある。 

サンドパック工法

浦富海岸で行われている「サンドパック工法」による浜崖後退の防止事業。1パックが砂160トン。

質問 平成29年度に岩美町陸上海岸で新たなサンドパック工法による浜崖後退抑止の工事が実施されたが1年を経過して、特に波浪の厳しい冬季を過ごしたわけだが、この工法の効果の検証はどうか、伺う。

知事答弁 サンドパック工法は新しい工法で色々と検証しながら実施している。これまでの土嚢では一個2トンだがサンドパックだと160トンであり、効果も大きく耐久性もある、また高さはあまり高くない方が安全性が高い、などだ。その検証を受けて浦富でも展開している。

サンドリサイクル

浦富海岸での「鳥取方式のサンドリサイクル工法」試験施工の様子。検証後の更なる展開に期待。

質問 先ごろ(30年秋)、浦富海岸で「鳥取方式のサンドリサイクル工法」により、田後港浦富海岸浚渫工事が実施された。これはサンドポンプや中継ポンプによって砂を600㍍先まで移動するというものだが、その実績・評価はどうであったのか、またそれに基づき今後この工法をどのように展開して行く考えなのか伺う。

知事答弁 「鳥取方式のサンドリサイクル工法」も現在は結果の分析中だが一定の効果があったと考える。海岸浸食対策には、人工リーフ、サンドパック、サンドリサイクルなど色々な技術を試行錯誤するほかなく、英知を結集し関係者と力を合わせて進めて行く。

再生可能エネルギーについて

質問 近年多発する異常気象の背景には地球温暖化があり、地球温暖化ガス、特に二酸化炭素を排出する化石燃料からの脱却、つまり「脱炭素」が急務になっている。このような中、再生可能エネルギーの導入が重要になっている。

鳥取県の「とっとり環境イニシアティブプラン」によると、太陽光発電の平成30年度での目標値は、事業用(10キロワット以上)は15万1000キロワット、家庭用(10キロワット以下)は5万キロワットで、平成28年度現在で事業用は100%、家庭用は92%の達成率とのことだが、この数値をどのように評価するか、また平成31年度以降はどのように取り組むのか伺う。

知事答弁 平成30年で家庭用も5万キロワットを超えて順調に伸びており、もっと伸ばせるのではないかと考えている。 

家庭用太陽光発電

県内の家庭用太陽光発電は1万1000件、発電量5万2000kwhを越え30年度の目標を達成している。

質問 政府は再生可能エネルギーの促進のため、2009年に固定価格買い取り制度(FIT法)を導入して、家庭用太陽光発電が全国240万世帯にまで普及したが、その制度開始の10年後の2019年には、大手電力の買い取り義務が終了する。これにより、太陽光発電のインセンティブが失われ普及が鈍化することが大きく懸念されている。これがいわゆる「太陽光発電の2019年問題」だ。

買い取り制度終了後、どのようにして太陽光発電の普及を維持して行くのか? 国、市町村や電力会社、建築会社、太陽光パネルメーカー、蓄電池メーカーなど関係者の意向・動向を確かめ、県としての方向性を示し、家庭の太陽光発電への不安を払拭し、導入を推進して行く必要があると思うが、所見を伺う。

事業用太陽光発電

事業用太陽光発電量は19万9000kwh。今後は電力の地産地消のシステム構築が課題となっている。

 
知事答弁 確かに新しい方向性を示すタイミングと考える。これを機に新しいシステムが構築されるチャンスでもあり、余剰電力を融通し合う鳥取版の電力の地産地消、更に新しいライフスタイルの構築への方向性を関係者と一体になって追及したい。

(質問日:平成30年12月12日)


県政報告会枠

●県政と地域をつなぐ●

なおちゃんの県政報告会

①岩井地区 2月2日(土)

岩美町老人福祉センター
午後1時半~3時

②本庄地区 2月3日(日)

岩美町文化センター
午後1時半~3時

③蒲生地区 2月9日(土)

蒲生地区公民館
午後1時半~3時

④東 地区 2月10日(日)

東コミュニティセンター
午後1時半~3時

⑤小田地区 2月23日(土)

小田地区基幹集落センター
午後1時半~3時

⑥大岩地区 2月24日(日)

大岩交流センター
午後1時半~3時

⑦田後地区 3月3日(日)

田後コミュニティセンター
午後1時半~3時

⑧網代地区 3月3日(日)

網代コミュニティセンター
午後4時~5時半

⑨浦富地区 3月9日(土)

浦富地区公民館
午後1時半~3時


関西広域連合議会での質問

平成30年11月例会

薬物乱用・依存症対策について

広谷関西広域連合議会議員質問 平成26年に、危険ドラッグに起因するとみられる事件・事故が多発し、緊急かつ徹底的な対策を講じた結果、事件・事故は激減したが、近年では20歳から30歳代にかけての若者に大麻汚染が広がっている。

薬物乱用防止のためには、その有害性や危険性をしっかり理解させ、薬物乱用を断固として拒否する強い規範意識を持たせることが必要だ。関西広域連合としてどう取り組むのか伺う。

飯泉広域医療担当委員答弁 関西広域連合の構成府県市では、青少年を対象にテレビ、新聞、ホームページでの広報や、ポスター、パンフレットによる啓発、教育委員会と警察の連携による薬物乱用防止講座の開催、薬物乱用防止指導員による街頭キャンペーンなど官民一体となって取り組んでいる。鳥取県ではマンガを活用した若年向けパンフレットを作成するなど工夫を凝らした取り組みもなされている。

質問 薬物の供給源を遮断することも重要であり、外国からの薬物密輸を阻止するため、空港や港湾で水際対策を厳重に行っているが、一方では我が国は観光立国を目指して訪日外国人の増加を図っている。中でも関西国際空港から入国する外国人は年間600万人で国内全体の4分の1を占め、今後も更に増加が見込まれる。水際対策の強化が求められるが関西広域連合としてどのように対処するか?

飯泉委員答弁 水際対策の強化は関西広域連合の枠組みを超えるが、連合が核となり税関などとも連携し、外国人向けに薬物を持ちこまないよう啓活動発を行うなど、効果的に取り組みたい。

質問 薬物依存は病気であり、正しい診断と依存者や家族への正しい理解があれば回復が可能だ。医療体制の整備や依存者や家族からの相談体制、ダルクなどへの支援体制の充実など社会全体で取り組む課題でもある。広域連合の所見を伺う。

飯泉委員答弁 薬物依存者の医療体制は整備を進めているところだ。また依存者や家族が相談しやすい環境づくりにも努めている。支援についても各府県市でダルクなど自助グループとの連携を深めていきたい。今後ともこのような取り組みを継続する。

質問日:平成30年11月21日

会場:大阪府立国際会議場


<特集>

県政に反映された広谷県議の主な質問

山陰海岸ジオパーク

平成27年6月議会で「山陰海岸学習館(当時)」をよりジオツーリズムに対応できるよう対策を求めた。その結果、28年4月に学習館が、知事部局の「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」に生まれ変わり、同年7月には隣接する「岩美町立渚交流館」と連携・一体化し「岩美ジオフィールド」が誕生した。両館の連携がより密接となり、ジオパークの博物館・教育機能やアクティビティの拠点機能が強化された。

自然館

28年4月海と大地の自然館オープン

ジオフィールド

28年7月岩美ジオフィールドオープン

漁業振興

平成27年2月議会で、松葉ガニの知名度と価格アップを目指し、ブランド化を提案した。同年松葉ガニ漁の解禁を控えて、厳しい基準をクリアーした松葉ガニを「五輝星(いつきぼし)」とする県独自の高級ブランドが誕生した。

井戸海水による陸上養殖の推進を提言してきたが、平成30年春に網代港県有地において、JR西日本によるマサバの陸上養殖が事業化された。

沖合底引き網漁船の建造に対する支援として平成29年に「沖合漁業漁船代船建造支援事業」が創設された。

五輝星

県独自の高級ブランド「五輝星」誕生

沖底船新造

県の支援で沖合底引き網漁船新造

農業振興

平成29年2月議会で、これからの農業の競争力に不可欠な、農場や農業現場へのGAP(ギャップ)やHACCP(ハサップ)などの食品安全認証の推進を質問し、県でも取り組みが進んだ。

県立高校のありかた

平成28年2月議会などで、生徒数が減少している県立高校の今後のありかたについて追及。小規模校であっても地域の高校は「地方創生」の観点からも重要で、特色ある学校づくりを推進する、との方針が示された。

「瑞風」運行

「瑞風」の停車する東浜駅周辺整備などを県に要請。駅舎の改修やレストラン整備など県の支援が実現。

東浜式典

29年4月、改修なった東浜駅前での記念式典

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