鳥取県議会議員広谷なおきの公式ホームページ。「なおちゃんのほっと通信WEB版」を配信。県政と住民との声の往復【広谷なおきの情報ひろば】

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鳥取県議会での一般質問

平成28年5月定例会

地域福祉について

広谷議員質問 災害発生時の避難において特に支援を要する人を「避難行動要支援者」と位置付け、その名簿を作成して把握しておくことが、「災害対策基本法」によって市町村に法的に義務づけられている。しかし名簿には個人情報が含まれておりその扱いが難しく、また名簿の情報に基づく具体的な避難方法について個別計画を策定することが推奨されているにもかかわらず、県内でも多くの市町村が策定できていないとのことだ。これらは、一義的には市町村で対応するべき事ではあるが、人命にかかわることでもあり、県としても指導や支援を強化すべきと考えるが、平井知事の所見を伺う。

ジオフィールド

【活動報告】7月17日(日)、「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」と「岩美町立渚交流館」を合わせたエリアの愛称が「岩美ジオフィールド」と決まりお披露目をしました。両館の一層の連携によりジオパークの更なる活性化が期待されます。

県は平成24年から「わが町支え愛活動」を推進しているが、その一環として、平成31年をめどに「わが町支え愛マップ作り取り組み自治会数」を600か所に、「ふれあい共生ホームの設置数」を50か所になどの目標数値を掲げている。現在の市町村の取り組みの進捗状況はどうなのか、平井知事に伺う。

冨田千愛

【トピックス】6月25日(土)、米子市でリオデジャネイロ・オリンピック、ボート競技日本代表の冨田千愛(ちあき)選手(米子東高出身、明治大学大学院)の激励会が開催されました。広谷県議は鳥取県ボート協会の会長です。

地域福祉において民生児童委員の果たす役割は大変大きい。来年平成29年は民生委員制度創設から100周年、児童委員制度創設から70周年という節目の年だが、その役割の重要さにもかかわらず一般住民の皆さまに十分に承知されていないのが実態だ。民生児童委員が活動する上で一番重要なのが地域住民との厚い信頼関係であり、それによって活動がよりスムーズとなる。この制度の認知・理解を推し進めることが必要と思うが、知事の所見を伺う。

関西岩美倶楽部

【活動報告】5月14日、「関西岩美倶楽部」(岩美町出身者で関西在住の方々の会)の総会で。右から船木岩美町議会議長、柳副議長、広谷県議、吹野鳥取県関西本部副本部長。

平井知事答弁「避難行動要支援者」の名簿については、確かにプライバシーの問題とか色々と解きほぐしがたい難しい課題もあるが、本県の条例や国の法律の整備によって従来よりはやりやすくなっているので市町村に対して働きかけて行きたい。

「支え愛マップ作り」は今400か所を超えており県内でもかなり普及してきている。岩美町では田後や蒲生がいち早く取り組んでおり、「支え愛」の町づくりが進んでいる。今後もこうした自助・共助のネットワーク作りの取り組みを支援し行く。

「民生児童委員がどういうものであり、どのように活動しているか、その重要性を十分周知する必要がある」、との広谷議員の認識の通りで、民生児童委員が活動しやすい環境作りを今後も続けて行く。民生児童委員はボランティアだが、その志と活動がなければ地域の安心というものもない訳で、感謝の念に堪えないところだ。来年の、民生委員100周年、児童委員70周年に向けて、市町村とも協議しつつ支援して行きたい。

新造船

【活動報告】7月21日(木) 、網代漁港の沖合底引漁船の新造船「祥鳳丸(しょうほうまる)」110トンの竣工祝賀会が開かれました。 県の「もうかる漁業創設支援事業」を利用した、省エネ・高鮮度設備の最新鋭船です。

陸上養殖について

質問 陸上養殖については、平成25年11月議会で一般質問をした(*)が、今議会で陸上養殖事業に1,500万円が上程されているので、改めて質問します。

平成24年から県栽培漁業センターが、井戸海水を使ったマサバ(お嬢サバ)の養殖技術に取り組み事業化のメドが立ったということで県内で井戸海水の試掘を行いその結果、泊漁港と網代漁港の2か所が陸上養殖適地とされた。平成25年には陸上養殖企業支援事業として事業者の募集を行い、泊漁港で2社が事業者として決定、その内1社が井戸海水を掘削したが、海水に鉄分やマンガンなどが含まれるなど、思うような良好な海水が得られず、その後浅井戸に切り替えるなどの試行錯誤を繰り返している。事業開始から3年が経過したが、この養殖事業が順調であったとは言いがたい。

湯梨浜振興

【活動報告】4月26日、泊漁港で井戸海水による陸上養殖を行っている「湯梨浜振興」の戸羽社長と。県栽培漁業センターとの連携でウマヅラハギの養殖が事業化されている。

この度、JR西日本が網代漁港で井戸海水による大規模陸上養殖を進める計画があるが、心配されるのは良好な水質の海水を得られるかどうかだ。陸上養殖は先駆的な、リスクも伴う事業だが、良い海水を得られるまで県が支援を続けるべきと考えるが、知事の所見を伺う。

陸上養殖は全国的にもまれな事業であるだけに、ぜひ成功して鳥取ブランドの「お嬢サバ」として全国の店頭に並ぶようになることを期待する。先般、サバ料理専門店「サバー」の店長から話を聞きましたが、「お嬢サバ」の評判は良く、7月にはシンガポール店でも使いたい、とのことだった。改めて将来性について平井知事の所見を伺う。

サバー

【活動報告】4サバ料理専門店の「サバー」の店内で(東京浜松町)。7月16日にはシンガポール店がオープンし鳥取県の独自ブランド「お嬢サバ」が提供されている。

知事答弁陸上養殖は他にはない鳥取県独自のかなりユニークな養殖の手法で、うまく行くこともあれば足踏みをしてしまう事もある、というのが実情だ。そういう中で事業化の端緒も開かれて来つつあり、湯梨浜町の事業者と共同研究をする中で、ウマヅラハギの養殖がうまく行き始めている。網代ではJR西日本が「お嬢サバ」と言うブランドを育てようというプロジェクトがあり、県も事業化の可能性に向けて研究サイドとも連携している。また資金的にも3分の1の助成制度も用意して事業者の意欲に応えて行きたいとも考えている。

JR西日本の社長さんと会ったとき、大変「お嬢サバ」を気に入っておられた。大企業や都会の方から見てもビジネスチャンスという風に考えているようだ。陸上養殖は、まだ確立中の技術という側面も含まれているが、ここを力強く固めて、サバからさらに他の魚種へ、またいろんな水産の技術へと発展する筋道を作って参りたい。

(*)「ほっと通信」第3号に掲載

(質問日:平成28年6月8日、抜粋)

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